
おうち英語って本当に意味あるのかな…?



英会話教室だけで十分じゃないだろうか…。
そんな疑問を抱いたことはありませんか?
子どもの将来を見据えて始めたものの、うまくいかなかったり、成果が感じられなかったりすると「やっぱり意味ないかも」と思ってしまうこともありますよね。
でも実は、『意味がない』と言われる背景には共通する理由があり、続けている家庭にはしっかりとした工夫があるのです。
- おうち英語を意味ないといわれるのには理由がある。
- おうち英語を意味あるものにするためにできる工夫。



せっかくやるなら、効果あるおうち英語にしたいですよね。
おうち英語は本当に意味ない?その理由3選


「おうち英語が意味ない」といわれるには大きく3つの理由があります。
成果が見えにくい
おうち英語は、目に見えて結果が出るまでに時間がかかります。
特に幼児期は「英語を話せるようになった」などの明確な変化がすぐに現れないため、不安や疑問を感じやすくなります。
赤ちゃんが1歳で日本語をしゃべっていなくても、「心配!」とはならないのに、英語だと、ちょっと練習すると、すぐにしゃべれないと「全然ダメ…」となってしまいます。
日本語でも最初は「あ〜」からはじまり、「ブーブー」、「わんわん」など少しずつの成長です。
英語は日本語と違って、四六時中聞いているわけではないため、さらに時間がかかります。



『おうち英語は長期戦』というのを頭に入れておくと、随分楽になりますよ。
【関連記事】おうち英語のロードマップ ロードマップを作ると、おうち英語で「いつ」「どのくらい」になっていたいのかを明確にすることができます。
周囲の反応に影響されることもある
周囲のママ友や家族に「まだ日本語も話せないのに英語?」「意味あるの?」と聞かれると、自分の選択が間違っていたのではと不安になることもありますよね。
端的に言います。
「おうち英語しよう!」なんて思うかたは少数派です。
あるサイトには以下のように書かれていました。
4~6歳の幼児期から英会話を始めた子が66%を占めていました。英語学習への意識が高さが伺えます。
子どもオンライン英会話ガイド
しかし、よく読むと、「半年以上英会話を続けている子150名の保護者にアンケート調査を行った」と書かれています。
親が英会話を習わせようとしている家庭はそもそも英語への感心が高いため、幼児期から英会話を始めていたとしても、おかしくありません。
英会話を習わせようとする英語に感心のある家庭のうち34%は幼児期から始めていないことを考えると、そもそも英語なんて習わせることを考えない人が大半であることが想像つくと思います。



わたしは、地方に住んでいるので周囲で英語に感心があって、何かはじめている人は本当に少数派です。
英語に関心がない人から見れば、「そんな小さいときから英語って意味ないんじゃない?」と思いたいはずです。
「意味がある」ことを認めてしまうと、我が子とあなたの子との間に差ができることを認めることになってしまうからです。
我が子のために、「おうち英語」をやりたいと思ったのであれば、周囲の声は気にする必要はないですよ。
SNSや口コミで広がるネガティブな声
SNSでは成功体験だけでなく、
- 高い教材を買ったけど子どもが全然興味を示さなかった
- 思ったより効果がなかった
といったリアルな失敗談も目にします。
こうした声を見ると「やっぱり意味ないのかも…」と感じてしまいますよね。
途中でやめてしまった、継続できなかった、子どもが嫌がったなど、うまくいかなかった体験は「意味がなかった」と受け取られがちです。
しかし、その多くは「やり方」や「続け方」の問題であることも少なくありません。



おうち英語はおうちの方の声掛けが本当に重要なので、教材を買うだけでは、十分な価値は引き出せません。
おうち英語が意味なくなるのは、問題がある


おうち英語を意味なくしてしまうのには、「おうち英語の失敗」には共通点があります。
子どもの興味や発達段階に合っていない
年齢や性格に合っていない教材や方法を使っていると、子どもが興味を示さず、学びが定着しにくくなります。
1歳の子に英検の本を持ってくる人はいないと思いますが、1歳の子に小学校の英語の教科書を渡してもわからないですよね。
英語の本であれば、1歳の子向けの英語の絵本を。
英語の歌なら、英語圏の子が聞いているマザーグースなど。
年齢にあったものを準備する必要があります。
教材を探すのが大変なので、すでにカリキュラム化された教材を利用される人も多いです。
【関連記事】おうち英語のはじめの一歩に最適な無料教材まとめ
【関連記事】スタートにおすすめの英語絵本10冊厳選
習慣化できず、学習が断続的になっている
英語に触れる頻度がバラバラだったり、思い出したときだけ取り組んだりすると、言語習得に必要な「継続」が難しくなります。
言語の習得は長期戦です。
聞いたり、聞かなかったりするのではなく、常に耳に入るように生活に溶け込ませる工夫が必要です。
『朝起きたら英語の歌をかけ流す』など、歯磨きをするレベルまで英語を生活に浸透させる必要があります。
親の負担が大きくて続けられない
「ちゃんとしなきゃ」と思いすぎると、親のストレスが増え、おうち英語が義務になってしまいます。
そうなると長続きしません。
特に、教材を購入していると、「使わないと!」と親の熱が入りすぎるほど、子どもが冷めてしまいます。
『高額だったから子どもは常に使わないといけない!』と思うと、親にとっても、子にとっても英語が苦痛になります。
なるべく、親の負担がないように英語を生活になじませる工夫を考えましょう。
教材や方法をコロコロ変えてしまう
「あれもこれも試してみたい」と手を出しすぎてしまうと、子どもが混乱したり、一つひとつの効果が出る前にやめてしまったりして、結果的に「意味がなかった」と感じてしまいます。
教材が多いものだと使いこなせず、不完全燃焼でますます「使えていない⇒できない」という思考になりがちなので、教材1つにプラス英語絵本くらいの温度感がおすすめです。
教材も合わないものを続けるのは苦痛ですので、子どもに興味があるものを色々試して1つにしぼっていくといいですよ。
【関連記事】おうち英語のはじめの一歩に最適な無料教材まとめ
実はこんなにある!おうち英語のメリット


小学校英語へのスムーズな移行
早い段階から英語に触れておくことで、小学校での英語学習がスムーズです。
「英語=むずかしい」という印象を持たずにスタートできます。
英語への苦手意識が育ちにくい
幼少期から英語に親しんでいると、英語に対するハードルが下がり、自然と「できるかも」という自信につながります。
聞いたことがある、見たことがあるがたくさんあることで、「わかる」という自信につながっていきます。
親子のコミュニケーション時間が増える
一緒に歌を歌ったり、絵本を読んだりする時間が増えることで、親子の絆も深まります。
英語をツールにした関わりは、思い出にもなります。
将来の選択肢が広がるきっかけになる
英語ができることで進学・就職・留学などの選択肢が増えます。
おうち英語は、その土台をつくる第一歩になります。
続ける家庭が実践している成功法則7選


- 毎日5分でも英語に触れる習慣をつくる
- 興味があるコンテンツから始める
- 無理せず親が楽しむスタンスで
- 成果を「できたこと」に目を向けて記録する
- SNSや仲間とつながってモチベ維持
- 年齢に応じた方法・教材を選ぶ
- オンライン英会話や外部サービスも上手に活用する
1. 毎日5分でも英語に触れる習慣をつくる
「毎日やる」が言語習得のカギ。
1日たった5分でもOK。
テレビ、音楽、絵本など身近なもので無理なく続けましょう。
2. 興味があるコンテンツから始める
子どもが「楽しい!」と思えることから始めるのがコツ。
好きなキャラクターや歌を取り入れると、自然に英語を吸収します。
3. 無理せず親が楽しむスタンスで
親が楽しんでいると、子どもにもその姿勢が伝わります。
完璧を求めず、「一緒に学ぼう」という気持ちが大切です。
4. 成果を「できたこと」に目を向けて記録する
「英語の歌を1曲覚えた」「自分から英語で挨拶した」など、小さな成長を記録するとモチベーションが保ちやすくなります。
5. SNSや仲間とつながってモチベ維持
同じようにおうち英語をしている家庭と情報交換することで、孤独にならずに続けやすくなります。
6. 年齢に応じた方法・教材を選ぶ
2歳と6歳では適した教材も異なります。発達段階に合った内容を選ぶことが、効果的な学びにつながります。
7. オンライン英会話や外部サービスも上手に活用する
自宅で英語のアウトプットができる場として、オンライン英会話を取り入れる家庭も増えています。「会話は無理」という方は、週に1回でもプロに任せるのも有効です。
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まとめ|「意味ない」と思う前に知っておきたいこと
おうち英語は即効性のあるものではありませんが、日々の積み重ねが数年後に大きな差を生みます。焦らず、長い目で見て続けることが大切です。
子どもに合った方法を選び、楽しみながら継続すれば、確かな効果が得られます。「意味ない」と決めつける前に、やり方や環境を見直してみてください。
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