今回は『育児本』の話
頭でっかちになってはいけないと思いつつも、子どものもっている力は伸ばしたい!
教育の仕事に関わっていることもあり、育児・教育書はちょこちょこ読んでいるもん。
おすすめ本だけ自分の備忘録かねてまとめていくことにしました。
この本で乳幼児期の大人の関わり方の重要さを再確認できました。
- 乳幼児期の関わりが子ども将来に影響する
- 男性も育児参加!が叫ばれてるけど、やっぱり母親ならではの大切な関わり方がある
- 0歳は『Needs』の時期、1歳は『Want』の時期
今回はこの本を読んで学んだことをまとめています。
今のもんに刺さったことをまとめていますので、もっと知りたくなった方は本を手にとってみてくださいね。
乳幼児期の関わり方の重要性の再確認
現在3児を育児していく中で
乳幼児期って大事だよね!でも『何が大事』なのかな??
と、「何が大事か」とズバッと言葉ではうまく言えない…。
でも、今はいえます!
乳幼児期は子どもが「人間として育っていく基盤づくり」だから!
人間の子は親と同じ姿では生まれてきません。人間の赤ちゃんは一人で生きてはいけません。
明らかに運動能力が低く、助けてもらいながら生きていくことになります。
生物学者のポルトマンはこれを『生理的早産』だと提唱しています。
助けをもらいながらしか生きられない赤ちゃんを見ると、『赤ちゃんは何もできない』と思われがちですが、赤ちゃんも自ら育とうとする力がある!と書籍では語られています。
書籍の中では4つの子どもが育とうとするサインがまとめられています。
- 泣く
- 吸う
- 聞いて反応する
- 見る
4つのサインを親が受け止め、接していくことで心も体も成長していくとのこと。
赤ちゃんがサインを出す、親が受け止める。この一連の活動の中で赤ちゃんは信頼関係を学んでいくのです。よく、ネグレクト、愛着形成ができていない…というネガティブなことも聞きます。
もんはこの4つのサインを受け止め、対応していくことができればまずは大丈夫!と自分の子育てに自信がもてました。
母親の大切さ
育児参加に積極的な男性も増えてきて、とてもいいことだと感じています!
でも、父親も母親と同等になんでもすべき!みたいな論調に??
本を読んでいて、もんの『?』を文章にまとめてあり、納得しました!
パパはどのように子どもと関わればいいの?
生まれたばかりの赤ちゃんは機嫌がいいときにパパにお世話をお願いしよう。
「子どもの育ちと脳の発達」著:佐藤 佳代子
そうなんです!泣いた子どもがいると、母親がいれば母親の方が泣き止む確率が高いのです。
すると、結局母親があやす、父親は子育てへの関わりが減る。という悪循環。
潔く、機嫌がいいときにお世話をお願いする!と思った方がお互い気が楽になるな、と思いました。
もんは一人目が生まれたときに、パートナーがないてる娘に対応していないのに腹が立っていましたが、今思えば、パートナーもどう対応していいのかわからなかったのだと思います。
母親なら抱っこするだけで安心感を与えられる不思議パワーがありますが、パートナーは違いますもんね。
そのころから、パートナーも子育てに上手く関われるように、お手伝いするくらいの気持ちで関わってきて、長い目を見てよかったと、今なら思います。
(現在:未就園児と園児の3人の子どもたちをみんな預けて出かけても問題なく子どもと安心してお留守番をお願いできるパートナーに成長しています。)
0歳児と1歳児では親の関わり方が変わる
0歳は「Needs」の時代、1歳は「Want」の時代とアメリカではいわれているそうです。
「Needs(必要)」だから、この頃の泣きは育るために必要な根源的な『泣き』だから、全部答えましょう。だから基本赤ちゃんへの答えはすべて「Yes」。
「Want(欲する)」だから、やりたい!さわりたい!と色んなことをしたくなる時期。でも、危ないこともあります。だから、答えには「Yes」も「No」もある。親子でのルールが必要となってきます。
この分け方はすごく納得できました!
子どもって成長していく過程でこっちの関わり方も変化する必要がある場面が訪れます。
この最初が0歳と1歳だな、と頭の整理ができました。
0歳の頃は生きるために必要なことを泣いて伝えてきています。これは対応しないと赤ちゃんは快適に生きていくことができません。
でも、1歳はやりたい!という新たな欲求です。これをなんでもかんでも許していたらどんな子に育つのやら‥‥(-_-;)
やりたい!は危なくないことや、やってもいいことに置き換えながら子どもの欲を満たしつつ関わっていきたいし、どうしてもだめなものはダメ!と家族のルールや社会のルールを伝えていく必要があると思いました。
まとめ
子育てをしていると、よりよく育てよう!と思えば思うほど情報に振り回されてしまっている感があります。
でも、色んな情報を見ていて思うのは、やはり子どもは自分で成長していこうとする力をたくさんもっているということです。
あれも、これも与えないと、させないと、と慌てる前に目の前の子どもが何を求めているのかをしっかり受け止められる自分でありたい、と思えました。
『親も子どもを産んだだけでは親にはなれませんよね。おやも学んでいきましょうね。』と子どもの通う園長先生が言われていたのが心に残っています。
おやとして成長する機会を子どもにもらっているので、先輩ママ・パパや園の先生、地域の方、書籍…と多くのことから学び続ける自分でありたいと思います。
書籍には詳しく優しい言葉で書かれていますので、気になったかたは下から入手して読んでみてくださいね。
以上、もんでした。