
また、同じ本読んでる!



もっといろんな本を読んで欲しい。



子どもが毎日同じ絵本を読んでほしがるのは、あるあるです!
毎日同じ絵本を『読んで~』と持ってくる子ども。正直、「そろそろ違う本も読んでほしい」と思いますよね。
実は、子どもが同じ本を繰り返し読むのには、心理的な理由があります。
一方で、幅広い絵本に触れることは、語彙力や想像力の向上に役立ちます。
- 子どもが同じ本を読んでいてよい理由。
- 子どもの読む本の幅を広げる工夫。
子どもが同じ本ばかり読んでもOKな理由3選!





子どもが特定の絵本を繰り返し読むには理由があるんです。
安心感を得られる
先を知っていることで子どもは安心して読み進めることができます。
大人なら『ネタバレは嫌!』という方も多いと思いますが、子どもは展開を知っている方こそリラックスしながら、本の世界を楽しめるのです。
- 怖いとわかっている話を何度も読んで怖がる
- ネタがわかっている話を何度も読んで笑う
この感覚は子どもならではのものだと思います。
それに、大人なら1回読めば理解できるしかけにも子どもは何度も読むことで気がつきます。
何度も読むことでよりお話を楽しめているといえます。



大人でも伏線が回収されると、もう一度読み直したくなりますよね。
達成感を味わえる
何度も読むことで、子どもは「この本の内容を知っている!」という達成感を味わいます。
特に、文字を覚え始める時期の子どもにとっては、繰り返し読むことが「読める」という自信につながります。
何度も読みすぎて文章を暗記してしまう子もいますよね。



我が家も2歳ではらぺこあおむしを覚えていてびっくりしました。
お気に入りのフレーズが楽しい
絵本には、繰り返しのリズムが心地よいフレーズが多くあります。
子どもにとっては、お気に入りのフレーズを何度も楽しむのは大きな魅力なのです。
言葉の響きやリズムを何度も体感して、自分のものにしていきます。
気づいたら、本のリズムを使って違う文章をつくることをはじめます。
繰り返し読むことで、自分で使える言葉を体得していっているんですね。
このような「何度も同じ本を読む」という行動を否定するのではなく、子どもが安心感を持ちながら少しずつ読書の幅を広げられるように工夫することが大切です。



それが図書館の絵本なら、買ってあげて手元においてあげるくらいの気持ちでいいですよ。
新しい絵本に興味を持たせる5つの工夫





我が家で効果的だった工夫を5つご紹介!
① テーマを広げる
子どもが好きなテーマを軸に、関連する新しい絵本を提案すると興味を持ちやすくなります。
例えば、「動物」が好きなら、ネコやイヌだけでなく、ライオンやペンギン、恐竜など、幅広い動物が登場する本を選ぶといいですよ。
動物の中でも「犬」とか「ネコ」という特定のものが好きならば、それをもとに広げるほうがより効果です。
また、乗り物が好きなら、電車から飛行機、船まで広げることで、新しい本への興味を引き出せます。



ポイントは我が個の興味を観察すること!
② 同じ作者の本を紹介する
お気に入りの絵本がある場合、その作者の他の作品を読んでみるのも効果的です。
子どもは、馴染みのある絵やストーリーの雰囲気に親しみを感じやすいため、同じ作者の絵本なら抵抗なく受け入れやすいでしょう。
「ぐりとぐら」が好きなら「そらいろのたね」。
「いやだいやだ」が好きなら「おばけのてんぷら」。
「からすのパン屋さん」が好きなら「だるまさん」シリーズ。
図書館にある検索機で作者名で検索するとたくさんヒットしますので、活用してみてください。
このとき、子どもに「同じ人がかいているね」という話をしておくといいです!
子どもにも本を選ぶときに「作者」で探すというアンテナが立ちますので、本選びがレベルアップできます。
③ 本を子ども自身に選ばせる
図書館や書店に行き、「好きな本を選んでいいよ」と子ども自身に選ばせてみましょう。
自分で選ぶときには「自分が好きなもの」を選ぶことが多いので、そのあと読む確率が上がります。
また、「今まで読んだことないジャンルに挑戦しよう!」と声をかけることで、新しい本を手に取るきっかけになります。



正直言うと、図書館につれていくの大変なんです。



その気持ちわかります。
なんど図書館で叫ばれたり、泣いたりされたことか・・・・。
それでも、その都度ルールを伝えることで今は随分上手に図書館に行けるようになりました。
大変だとは思いますが、月1でも、2ヶ月に1回でも子どもに選ぶ経験を積ませることはあとに効いてきます。一緒にがんばっていきましょう。
【関連記事】子どもと図書館に行くよさ
④ 絵本の置き場所を工夫する
絵本は本棚だけでなく、リビングや寝室、車の中などにも置いてみると以外と読みます。
- リビング
- 寝室
- 子ども部屋
- バックの中
そこにその本しかなければ、必然的にあるものを読むことになります。
特に、バックの中に入れておいて、ちょっとした待ち時間で絵本を開く作戦は使えます!
病院で待ち時間の暇な時間をスマホで動画を見せるのではなく、絵本タイムに変えることができます。子どもも暇なので、本への食いつきがよいです!
⑤ 外部サービスを利用する
絵本選びに迷ったときは、外部サービスを活用するのもおすすめです。
例えば、「ヨンデミー」は、AIを活用して、子どもにあった絵本を提案してくれるので、子どもが興味をもつものが多いです。
ヨンデミー先生というキャラとチャットで、感想を伝えることができ、それに対するコメントもあるので、飽きずにいろんな本に出会うきっかけが作れます。
【関連記事】読書の幅が広がるヨンデミーって何?口コミまとめ
他にも、本の定期配送サービスを利用すると、毎月絵本が届くので届くたびに新鮮な気持ちで絵本に出会う機会を設定することができます。
【関連記事】毎月絵本なら最適なサービス絵本の定期配送
子どもの読む幅を広げる工夫 まとめ
子どもが同じ絵本ばかり読むのは、よいことです!
安心感や達成感を得られる大切な習慣なので、続けてほしいですが、
ちょっとした工夫で新しい絵本にも興味を持たせ、絵本の幅を広げることができます。
今日からできることは、
- 本の置き場所を変えてみる
- テーマや作者で幅を広げて関連する絵本を選ぶ
- 外部サービスの活用
など、簡単に取り入れられる方法ばかりです。



ぜひ試してみて、お子さんの読書の世界を広げていってくださいね!
「お子さんはどんな絵本が好きですか?」
「この方法を試したらどうだったか、ぜひ感想を聞かせてください!」
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