「ことば力と思考力」今井むつみ著【子育ての必読書】

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今回は「絵本」の話

Azusa

久々に読み聞かせ関連の本でヒットしました!

こんな方におすすめです。

  • 読み聞かせが大切だと思っているけど、なかなか継続できない…
  • 子どもによりよく学び、よりよく生きてほしい…
  • 知育・幼児教育の何が正解なのか迷子になっている…
  • 子どもには自分で「生きる力」をつけたい…
Azusa

本音は、子育てに関わるすべての人に読んでほしいくらいの良書です。

【読み聞かせの神髄】を知れました。

目次

本の内容をざっくり紹介

Azusa

中田さんのYouTube大学のホワイトボードをイメージ!

学ぶ力には思考力。思考力にはことば力。

教育現場経験からすると、思考するために「ことば力」が必要であることはすぐに府に落ちました。

もっている言葉が少ないと、話している内容がわからない。ということがよく起こります。

特に本でも紹介されてた、「9歳の壁」は存在すると思いました。体感からすると、低学年でもすでに言葉で壁を感じる子がいた気がします。

3年生から4年生の時期は、いろいろな教科で抽象度の高い内容が出てくるようになります。そうすると、生活の中で使われてき日常のことばだけでは理解が追いつかなくなってしまうのです。

「親子で育てる ことば力と思考力」 今井むつみ 著

日本に住んでいて、日本語を日常会話で使っているので、「日本語ができない」というわけではないけども、思考するためにはことばの力が不足している。という状態になっているとのことです。

言葉の身に着け方

ことばは誰かに強要されて身に着けるのではなく、自分で発見しながら覚えていきます。

乳児を想像すると、

  • 動物をみるととりあえず「わんわん」という
  • ネコが「わんわん」ではないことを知る
  • カラスをみて「犬」でも「ネコ」でもない…と推測して新ら「カラス」を知る 等々

と自分でことばの使い方を発見しながら身に着けていきます。

ことばを覚える

「言葉を覚える」と聞くと、英語の単語をひたすら暗記するようなイメージがわくと思いますが、これは「ことばを入れる」ということで 頭にのこらず「死んだ知識」となります。

自分で推測や関係性に気づいて身に着けていくことで「生きた知識」となります。

Azusa

ここを読むと、いかに英単語が頭に残らないかがよくわかりました。

生きた知識
死んだ知識
  • 知識=ことばの意味が修正・変化
  • 知識が動く
  • 生きた知識になる
  • ことばの意味を考えない
  • 知識が動かない
  • 死んだ知識(記憶に残らない)

思考力

思考力=知識を使って問題の意味を考え、最善の解決策を考えて、結論を引き出す力(問題解決能力)

Azusa

今、学校現場でとても重要視されていることですね。

思考力を育てるためには、2つの要素が必要。

  • ことば力のところの「生きた知識」をたくさんもち、素早く記録から取り出す情報処理能力
  • 必要な知識を取捨選択する実行機能

この2つが機能するためにはまずは「生きた知識」がたくさんあることが前提!

育てるために親ができること

気づかないといけないことは

日常生活だけでは「生きた知識」が不足しがちになるということ

TVや動画からたくさん情報のシャワーあびてるから大丈夫!

もん

情報のシャワーは受け身。要は「死んだ知識」になっています。

動画を見ながら、親子で「ここはどうなんだろうね?」「これあれと似てるね!」などの会話ができれば知識が動き、「生きた知識」になることもあるでしょうが、ただただ、動画を流すを流すでは、「死んだ知識」になっているのが大半ではないかと…。

すぐにできること(抜粋)

詳細は本書を読んでほしいので、3つ抜粋しました。

  • 対話
  • 体験
  • 読み聞かせ

対話

子どもの疑問にところん付き合う

簡単そうで大変なことですが、忙しさを理由に話を区切るのではなく、子どもの「なんでかな?」「知りたいな?」に付き合うことで「知識が動きます。」

調べる時に近くに図鑑があればなお話が広がりますよ。

体験

遊びの中で「右」「左」を使ってみる。実際に体を動かす。見る、聞く‥‥五感を刺激することで「知識が動きます」

読み聞かせ

小学生以降で必要な語彙のほとんどは読書から学ぶ

「親子で育てる ことば力と思考力」 今井むつみ 著

というくらい、日常で学べるものには限界があります。

読書を通じて疑似体験する。これはことばの力をつけることにはとても効果的とのこと。

読み聞かせについてもっと理解したいからはこちらの本もおすすめです。(おすすめ記事書いています。)

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感想

読み聞かせって大切だよな…となんとなく体感していたことを言語化してもらえる本でした。

ことば力を身に着けることで思考力を高められるのは大人も同じ。

子どもよりゆったりした吸収力かもしれないけど、親子でことば力を高めて、思考力が高まるとするなら、そんな親子になれる読み聞かせってワクワクするな、と思いました。

日本語だけでなく、英語も並行しながらことば力を高められたら、もっと楽しそう!

読み着かせの魅力に気ついて、多くの親子がHAPPYになれますように。

おすすめは本なので、是非よんでみてくださいね。(図書館でもあるはず)

今井むつみさんの最新刊

「言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか」 読了しだい、レビュー記事を書きます。

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